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リンパ節(リンパ腺)の配置(上図)とリンパ流の通路
リンパ管の各所に、2mm~3Cm程の大小様々な豆状のリンパ節が芋づる状にあります。
その数は400~700個ありその半数以上が腹部に集中しています。
主なリンパ節群は、頸部・腋窩部・腹部・骨盤部・鼠径部・に集中しており、四肢から戻るリンパに対して腋窩部・鼠径部・骨盤部のリンパ節群は関所のような位置関係にあります
リンパの流れ
1)リンパの流れは一方向にゆっくり移動します。
その流量は、一日2~4ℓと言われています。少量ですが、大変重要な役割を持っています。
2)リンパには、リンパ液を循環させる心臓ポンプのような器官がありません。
リンパの流れを良くする要因
①手足や体を動かすことによっての、骨格筋の運動
②動脈の拍動
③呼吸によって肋骨を上下することなどで筋肉が動く、胸腔内の圧力の変化により、リンパの流れを助ける。
④マッサージ、リンパセラピー、温浴など。
■回収すべきリンパの流れ
ちょっと難しいですが、
※体から必要に応じて産生されたリンパは、不要になった老廃物や蛋白質・病原体などを回収しながら心臓へ誘導
されます。
体に不要な老廃物や病原体は、必ず何処かのリンパ節で処理 (濾過)されてきれいなリンパとなります。
リンパの一部分は、歩行や運動などによる筋の収縮・弛緩によって生じる浸透圧で 、静脈の血管に浸透して血液と
一緒に心臓へ運ばれますが、それ以外の大部分のリンパは、リンパ本管や腋窩部を経由し、鎖骨下の静脈角から
静脈に注がれ血液と一緒に心臓へ運ばれます。
心臓に導かれたリンパは、動脈の血流となってまた全身に送られます。
【静脈角】 鎖骨の下にあって静脈とリンパ本管が合流する場所で、回収されたリンパの戻り口です。
※リンパ管は静脈に寄り添うかたちで全身に分布していますが、その分布は左右対称ではありません。
右上肢のリンパは、右腋窩部のリンパ節を介して、首の右側付け根 の鎖骨下(静脈角)から静脈に注ぎます。
左上肢のリンパは、左腋窩部のリンパ節を介して、首の左側付け根 の鎖骨下(静脈角)から静脈に注ぎます。
下肢(左右共)のリンパの大部分は、鼠頚部のリンパ節を介して体幹から胸管や腋窩部を通り、首の左側の鎖骨下
(静脈角)から静脈に注ぎ心臓へ運ばれますが、一部のリンパは右の静脈角から静脈に注がれます。
お付き合い頂きお疲れ様でした
ありがとうございました。次回はリンパセラピーをすることによって
を綴っていきたいとおもいます。お楽しみに^^